[ 2007 ]

砂漠のちいさな袋 展

いつの時代も、ものにはそれをつくった人の願いが
込められている。ヨーガン・レールは、パキスタン南部の
シンドやバルチスタンの地でBushkiriと呼ばれる伝統的な
袋に出会い、約30点を買い求めてきた。
刺繍やミラーワーク、刺し子の手仕事が惜しみなく
注ぎ込まれたその袋は、お嫁さんの持参金や、大切なものを
入れるために使われてきたものだ。
時間をかけ、心を込めてつくり出されたものは、人に
納得感を与える。昔の人間にはつくれたのに今の
私たちにはつくり難いものが、世の中には沢山あるようだ。
色や形がどうといった趣味の話を超えたところで、
私たちの心を満たす仕事に、ぜひ触れてほしい。

    -西村佳哲(働き方研究家)



9月14日(金)~18日(火)水定休 11:00~20:00 
帯広市西五条南13・1
0155・24・1357
ヨーガンレール帯広